宮津市にある、ふるさとミュージアム丹後では、11月29日(日)まで、
海の京都 特別展 「大海原に夢を求めてー丹後の廻船と北前船ー」が、開催中です。
江戸時代から明治時代までの丹後では、廻船や北前船などによって、
様々な物資がもたらされ、また積み出されました。
船絵馬や船箪笥、引札(三上家文書)、輪島塗重箱(加藤家資料)などが、展示されています。
11月28日(土)10時からは展示品解説、13時30分からは「由良船頭 加藤家文書の世界」講座があります。
常設展では、丹後に伝わる浦島伝説や安寿と厨子王の物語絵本、古墳から出土したガラス釧(複製)や、
天橋立、藤織 についての展示など。
ところで、民謡 宮津節では、廻船や北前船の寄港地として、宮津が賑わった様子が、
「二度と行こまい 丹後の宮津 縞の財布が 空となる 丹後の宮津で ピンと出した♪」と唄われています。
昨年7月に宮津で開催された、第15回北前船寄港地フォーラム では、
熊本の牛深ハイヤ節、宮津のアイヤエ節、青森の津軽アイヤ節の踊りが披露され、
歌詞やリズム、踊りが、確かに伝わってきたのだなぁと、実感することができました。
市内の和貴宮神社の玉垣には、地元に加え、大坂や京都、越前などの名前があり、
広範囲にわたって、交易が行われていたことがうかがえます。
ふるさとミュージアム丹後へは、当館から車で約15分です。
ふるさとミュージアム丹後(京都府立丹後郷土資料館)≫ 京都府宮津市字国分小字天王山611-1 TEL:0772-27-0230 入館料:大人¥250 小人¥70 9時~16:30
月曜休(11月23日は開館し、翌日休館)